こんにちは。
今日のテーマは「鼻呼吸で免疫力アップ!」
よく「免疫力アップにいい食べ物はこれ」とか
「睡眠の質を上げよう」、などと言われますが、
もうひとつ、私たちがふだんさほど意識せず行っている「呼吸」も
免疫力アップのカギを握っているのをご存知でしょうか。
このブログを読んでくださっているいま、
あなたの口は閉じられていますか?それとも半開きでしょうか?
この質問に、ハッと口を閉じられた方もいらっしゃるかもしれませんね。
では、軽く口を閉じ、
ゆっくりと鼻から息を吸ってみてください。
鼻から吸って1,2,3,4とゆっくり4カウント。
次に、1,2,3,4,5,6,7,8と
8カウントで息を吐きます。
6,7,8……のあたりで吐く息が細くなってきますが、
息を止めてしまわずゆったりした気持ちで吐ききります。
そのあとまた4カウントで鼻から吸い、8カウントで吐く。
肩を上下させたり、思い切り行うのではなく、
平常心でゆったりと、お坊さんになったような気持ちで。
これを3回くらい、
一日のうちで、気づいたときに、行ってみてください。
その都度少し、体が温まるのを感じることができるかと思います。
ポイントは、鼻から吸うこと。
吐くときは鼻でも口でもどちらでもOK。
ではなぜ、息を吸うのは口ではなく
「鼻呼吸」がいいとされているのでしょうか。
息を口で吸うと、外の乾燥した空気が口から入ってのどを通り、直接、肺の中へと送り込まれますよね。ふだん自浄作用の役目をしてくれている唾液も、口呼吸が習慣になっていると乾燥しがちになり、口の中の細菌が活発になってしまうことで、歯周病のリスクも増大するんです。つまり、免疫力が下がってしまうといえます。
その点、鼻で息を吸うと、鼻腔は鼻毛や粘液がフィルターの役目を果たしてくれるのです。乾燥した空気に湿度を与え、肺へと送り込んでくれます。口が閉じられているので、唾液の分泌を正常にしてくれます。
文献によると、鼻呼吸と口呼吸の呼気の温度は、喉の奥では3度も違い、腺毛の動き、上皮の乾燥、白血球の動きにさえ影響してくるということなのです。さらには、鼻呼吸は深くゆっくりした呼吸、口呼吸は浅くて速い呼吸であることがわかっています。
深くゆっくりした呼吸は、副交感神経を優位にし、体をリラックスさせます。免疫に直接関係している自律神経は、自分でコントロールできないものですが、唯一、呼吸ならば自分で意識的に行うことができますよね。
気づいたら口で呼吸している、という方はとくに、意識的な鼻呼吸を心がけてみてください。
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* 編集後記 *
今回のテーマでは、大事な役割をしている「鼻毛」。
鼻毛は、肺や気管支に入るウイルスや細菌などの物質の数を、
最初に減らしてくれるフィルターなので、決して「ムダ毛」ではありません。
いわば鼻の中のマスクの役目。
こと鼻毛に関しては、小鼻の中を奥まで脱毛してしまうことのないように、
はみ出ているところ、見えているところだけ、
きれいにカットするに留めたほうがいいようです。
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