このブログでは、低体温はがんを育ててしまうこと、平熱を35度台ではなく、もう少しアップさせて、36度台……、できれば36.4~36.8度くらいに保つことの大切さについて、
何度か共有してきました。
コロナ禍、街なかの大型店、個人店に限らず、いろんなお店や施設の入り口で、
「手の消毒」と、「検温」のセットがもはや日常になっています。
ああ、そういえば、消毒液をプシュッと手に受けると同時に、手首の体温を測ってくれる、2ウェイの機械がありますよね。
あの機械、コロナ禍になるまでは見たことはなかった。「消毒と検温が同時にできたら便利じゃない?」と、誰かが発想して、商品化したものでしょうけれども、まさに「機を見るに敏」な人(会社?)ってすごいなあと尊敬してしまいます。
まあ、それはさておき。
今日は「平熱をやや高めに保つこと」のほかに、もうひとつ大切なことがあるというのを知ったので、さっそくみなさんと共有していきたいと思っています。
それは「平熱リズムがある」ことについて。
以前NHKの「ためしてガッテン!」でやっていましたね。ご覧になった方も多いと思います。
自分や家族の平熱を、だいたい何度何分か、把握している人は多いと思いますが、このコロナ禍で、体温を一日に何度か測っていると、「あれ? 少し前に測った体温とちょっと違うなあ」と気づくことがありませんか?
測るたびに体温の数値が違う。しかもまあまあ違う。なぜでしょう。
機械の性能にもよるのかな、とか、急いで歩いてきたすぐ後だったからかな、とか、手首とおでこでも温度は多少違うだろうしね……とか、なんとなくスルーしてきた体温の違い。
とくに疑問も抱きませんでしたが、「ためしてガッテン!」によると、体温というのは、一日でかなり(1度以上も)変動するのがふつうなのだそうです。
それが「平熱のリズム」。1日に4回、体温を測って数値をみると、体温は段階的に変動していて、その変動の仕方では「朝起きてから日中に向かって体温は上がっていき」、
「1日が終わる夕方から夜にかけて体温は少し下がる」、というグラフを描くことが理想なんだそうです。それは、体温が上がることで活動的になり、活動がゆっくりになるに従い体温が下がる、という流れに沿っているから。
みなさんの体温は、いい感じに上がり下がりしてくれているでしょうか。
日ごろ不調を感じたり、自律神経が乱れたりしていると、体温の上がり下がりが逆転していることも多いというのです。日中、活動的になりたいのに体温が下がっていく(昼間だるくて眠い)、夕方くつろぎ始めたいのに体温が上がって活発になる(夜中まで起きている)、
あるいは、測る日ごとにグラフの上がり下がりがバラバラ、そういう人も少なくないのだとか。
まずは自分の状態を知ることから始めてみましょう。起きた直後、昼食前、夕方、就寝前の4回、体温を測ってみて、グラフ化してみる。
自分や家族の平熱のリズムはどんな感じなのか、気になります。測るにあたっては、コツがあります。食事、運動、入浴の直後は計測しない。(数値が上がりやすいため)一日だけでなく数日続けてみること。(4日続けてグラフにするとリズムがわかる)
そうすることで平熱のリズムが分かります。
あなたの平熱は、活動にともない上がり、リラックスにともない下がってくれているでしょうか。
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