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執筆者の写真子育て真っ只中 2児のママ

湿気とかび


湿度が高いと、なんといってもよくないのがカビが繁殖しやすくなることです。


カビは、食品を腐敗させるだけでなく、お風呂やキッチン、窓際、ベッドや布団、カーテン、カーペットなどどこにでも繁殖します。


「お部屋」ならぬ「汚部屋」の住人として、お笑い芸人さんの部屋の片づけ企画をテレビで見たことがありますが、何年か敷きっぱなし、という布団をめくり上げたら、布団にも畳にもカビがびっしり……。

かなりぞっとする光景でした。その芸人さんが、ちょっと咳をしていたのも気になりました。


カビは、目に見えて「生えている」という状態ではなくても、とくにこの季節、部屋の湿度が60%を超えると「発生」していきます。

風通しで飛んで行ったり、空気清浄機に吸い込まれたり、たとえ口から吸いこんでも胃酸がやっつけたり肺に入っても免疫力がやっつけれくれますが、量が激増する可能性のあるこの季節、発生させるまえに防止したいもの。


湿度が80%を超えてしまうとどんどん「繁殖」するカビ。

コンクリートの密閉された集合住宅の場合、冷暖房効率がいい反面、風通しが悪いので、エアコンの除湿機能をうまく使いつつ、晴れの日なら1日に朝と午後2回くらいは窓を開け換気しましょう。


雨の日は湿気が逆に入ってきてしまうので、除湿しながら換気扇を回す、くらいでしょうか。家族が複数いる場合とくに、1日2度以上、2-3時間に1度以上は換気したいところです。

 

カビが生えないよう普段からできる予防策まとめ


  1. こまめに掃除をする カビはホコリや食べ物のカスなどを栄養源にして繁殖するため、こまめに掃除をして栄養源となる汚れを取り除くことでカビ予防になります。

  2. 換気をする

  3. 湿度を下げる

  4. 風通しが良くなるレイアウトにする

 

さて、カビにはどんな種類があるのかちょっと調べてみました。


アスペルギルス属、という真菌の種類があり、アスペルギルスオリゼーは日本酒や醤油などのため発酵に使われるカビ、アスペルギルスアワモリ、というのが沖縄の泡盛に使われるコウジカビですが、おなじアスペルギルス属にもかかわらず、アスペルギルスフミガーツス、と呼ばれる、人間にとって悪さをするよくないカビが存在します。


土や穀物、空中にも広く生息しているらしいのですが、その胞子を吸い込んで感染してしまうと、肺や気管支に異常をきたす、肺アスペルギルス症を発症する恐れがあります。


症状は咳やたん、胸痛、呼吸困難。新型コロナの症状に近いですよね。実際、新型コロナから肺アスペルギルス症を併発する場合もあるようです。


ほかにも、カンジダアルビカンスというカビは、人間の口や消化管、膣や皮膚に常在していて通常は無害なのに、免疫が低下した場合などにカンジダ症を発症させる場合があります。


人間の体の免疫低下は、カビのつけいるスキを与えてしまうんですね。

ではでは、「免疫が低下している場合」、というのはどう定義されるのか。

わかっているようでわからない気もします。

ちょっと疲れて不調を感じる時かなあ、とも思いますが、どういうときなのか、具体的にいうと、「抗生物質を使用している」、「がん患者である」、「糖尿病である」、

「ストレスにさらされている」、そして「体温が35度台など低めである」、また、「妊娠中」もいわば免疫低下と同様の状態といえます。


新型コロナウイルス同様、カビも、付着し、体内に定着し、細胞内に入り、増えていきます。多くのカビは、湿度60%以上で発生し、80%以上で増殖します。

水がなければ、カビは定着できないので、お風呂やキッチンなど水回りは徹底的に水滴を除去!窓も、ガラスだけでなくサッシも拭くようにして、この季節は換気扇もフル稼働、です。

たかがカビ、とあなどらず、カビをできるだけ遠ざける気持ちで、乗り切りましょう。

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